病院見学時のチェックポイント
病院見学時に質問しておきたいことやチェックすべきポイントを紹介します。病院見学は職場の雰囲気を直接確認できる貴重な機会です。より多くの情報を手に入れるために、ここで紹介するチェックポイントを押さえておきましょうね!
どんな看護師がいるのか
まずは、どんな看護師が働いているのかを確認してください。「同年代の看護師はどれくらいいるのか」「何年くらい勤めている看護師が多いのか」「新卒は毎年何人くらい入るのか」などを聞いてみましょう。様々な年代の看護師が働いていて、勤続年数も安定している職場は働きやすいですよ。一方で、平均年齢が極端に低い、あるいは高い職場は避けたほうがいいかもしれませんね。新卒の数は教育や指導体制を推測する材料になりますよ。
看護方式や働き方
仕事内容を具体的にイメージするために、看護方式やそれぞれの看護師の働き方を聞いてみましょう。看護方式として代表的なのは「チームナーシング」「モジュールナーシング」「プライマリーナーシング」ですね。自分に合う看護方式を採用しているかどうかを確認してください。また、子どものいる看護師がどのように働いているのかもチェックしましょう。今は子どもがいなくとも、今後出産した場合に働きやすい環境かどうかを確認しておく必要があります。
NGな質問はあるの?
ちなみに、待遇や人間関係の質問を病院見学の際にするのはおすすめしません。病院見学は転職者が自分に合う職場かどうかを見極める機会ではありますが、一方で病院側も「この人を採用しようかどうか」という目で転職者を見ています。どうしても確認しておきたいのであれば、直接的な表現ではなくオブラートに包んだ聞き方にしましょうね。例えば、労働時間について聞きたい場合、「残業はどのくらいですか?」といった聞き方ではなく、「日勤の方は大体どのくらいの時間にお帰りになっていますか?」といった感じで聞きましょう。
患者さんに関する質問
患者さんに関する質問も忘れてはいけません。どの疾患を多く扱っているのか、どんな状態の患者さんが多いのか、入院患者さんの自立度はどれくらいかなどを確認しましょう。患者さんの傾向や自立度から、実際に働いた場合にどのようなケアを提供するのかが推測できますよ。それが、自分のスキルや理想とする仕事内容と合うかを確認してくださいね。
設備の充実度
設備も確認しておきたいところですね。電子カルテの有無や看護記録の方法、院内保育所の有無は働きやすさに直接影響しています。電子カルテを導入しているといいながら、実際には紙のカルテと併用している場合もあります。どの程度の設備が整っているか、質問するだけでなく自分の目でも確認してみましょうね。